
マウスピース(矯正用、スポーツ用、ナイトガードなど)を清潔に保つための正しい洗浄方法をまとめました。毎日のお手入れを少し工夫するだけで、臭いや変色を防いで長持ちさせることができます。
毎日の基本のお手入れ
基本は「外したらすぐ水洗い」です。唾液が乾くと汚れがこびりついて落ちにくくなります。
- 外したらすぐに、ぬるま湯(40℃以下)か水でしっかり流します。
- 傷がつかないよう、指の腹で優しくこすり洗いをします。
- 細い溝などは歯ブラシを使ってもOKですが、「毛が柔らかいもの」を選び、力を入れずに磨いてください。
注意!
歯磨き粉は絶対に使わないでください。歯磨き粉に含まれる研磨剤によってマウスピースの表面に目に見えない細かな傷がつき、そこに細菌やカビが繁殖しやすくなってしまいます。
やってはいけないNGお手入れ
熱湯をかける・煮沸消毒する
マウスピースは熱に弱いプラスチック(樹脂)でできています。変形してはまらなくなる原因になります。必ず40℃以下のぬるま湯か水を使ってください。
ティッシュで包んで保管する
外出先などでやりがちですが、ゴミと間違えて捨ててしまうトラブルが多発します。外したら必ず専用のケースに入れましょう。
アルコールや漂白剤を使う
素材が劣化し、ひび割れや変色の原因になります。
週に2~3回のスペシャルケア(洗浄剤)
水洗いだけでは落としきれない目に見えない細菌や臭いには、マウスピース専用の洗浄剤を使いましょう。
洗浄液を作る
コップなどの容器にぬるま湯(40℃以下)を入れ、洗浄剤(錠剤や粉末)を溶かします。
つけ置きする
マウスピースを完全に浸します。時間は製品の指示に従ってください。
しっかりすすぐ
取り出したら、流水でヌルつきがなくなるまでよくすすぎます。
洗浄剤を選ぶときのポイント
「マウスピース・リテーナー用」と書かれたものを選ぶ
一般的な「入れ歯用」でも代用は可能ですが、製品によってはマウスピースの繊細なプラスチックを傷めたり、変色させたりする成分が入っていることがあります。できるだけ「マウスピース用」「矯正用」と明記されているものが安心です。
部分入れ歯用で代用する場合の注意点
もしドラッグストアでリテーナー用が見つからず、入れ歯用で代用する場合は、「総入れ歯用」ではなく「部分入れ歯用(金属対応)」を選んでください。マウスピースに一部金属が使われている場合でも、サビを防ぐことができます。
矯正用マウスピースならではの注意点
「着色」に注意
カレーやコーヒー、お茶などの後にすぐマウスピースをはめると、装置自体に色移りしてしまいます。色の濃いものを飲食した後は、必ず歯磨きをしてから装着するようにしてください。
おすすめの洗浄剤3選
リテーナーシャイン(JM Ortho)
- タイプ: 粉末
- おすすめな人: 矯正用のインビザラインやリテーナー(保定装置)を使っている方
- 特徴: 矯正歯科医院でもよく勧められる定番商品です。顆粒状で水に溶けやすく、洗浄力が非常に高いです。汚れが落ちると青色から透明に色が変わるため、すすぐタイミングが視覚的にわかりやすいのが便利です。
ポリデント デンタルラボ / マウスピース・矯正用リテーナー用(GSK)
- タイプ: 錠剤
- おすすめな人: コスパ重視、薬局で手軽に買いたい方
- 特徴: ドラッグストアで最も手に入りやすい商品の一つです。3分で99.9%除菌できる吸水速乾・時短タイプ。個包装の錠剤なので、旅行や出張などの持ち運びにも便利です。
リテーナークリーン ViVA(モリムラ)
- タイプ: 錠剤
- おすすめな人: マウスピースの「臭い」が特に気になる方
- 特徴: 歯科医院専売のことが多いですが、ネット通販でも購入可能です。優れた消臭効果と除菌力があり、すっきりとした爽快感が持続します。
保管方法
洗った後は、清潔なタオルの上で完全に乾かしてから、通気性の良い専用ケースに保管してください。濡れたままケースを閉めると、雑菌やカビが繁殖する原因になります。
